在宅医療や介護の現場には、「正解」がありません。ご利用者さま一人ひとりに人生があり、価値観があり、「こう過ごしたい」という想いがあります。私たちは「家にいたいを叶えたい」という理念のもと、その想いに本気で向き合い、最期の時間までその人らしく過ごせる環境をつくることを使命としています。
さらに私たちは、「在宅を医療福祉の中心に」というビジョンを掲げています。これまで医療や福祉の中心は病院でした。しかし本来、人が人生を過ごす場所は「生活の場」であるはずです。在宅でも病院と同等の支援が受けられ、「在宅ってかっこいい」と思われる社会を本気で実現したいと考えています。
では、そんな私たちが求めるスタッフとはどんな人でしょうか。
まず大切なのは、技術や知識以上に「相手を理解しようとする姿勢」です。在宅では、ご自宅という生活の場に入り、その人の人生そのものに関わります。そのため、「この人は何を大切にしているのか」「どんな最期を望んでいるのか」を丁寧に考え続けることが必要です。そしてその関わりの中で、「出会えてよかった」と思っていただける存在であること。それが私たちの目指す姿です。
次に求めるのは、「自分が源」で考えられる人です。うまくいかなかったときに環境や他人のせいにするのではなく、「自分には何ができたか」「どうすればよかったか」と自分ごととして捉える。この積み重ねが、結果的にご利用者さまの人生の質を高めていくと考えています。
また、「点ではなく線で、線ではなく面で」物事を捉えられる視点も欠かせません。目の前のケアだけに集中するのではなく、その人のこれからの生活や人生の流れを見据えること。そして一人や一事業所だけで完結するのではなく、多職種や地域全体で支える「面」の視点を持つこと。在宅はチームで成り立つものだからこそ、この視点を大切にしています。
さらに、「まずはどうやったらできるか」を考えられる姿勢も重要です。在宅の現場では制約が多く、「できない理由」はいくらでも見つかります。しかし私たちはそこで立ち止まりません。どうすれば実現できるのかを考え、挑戦し続ける。その積み重ねが、在宅医療の可能性を広げていくと信じています。
そして、変化を恐れないこと。「変わらないことは変わり続けること」という価値観のもと、私たちは挑戦し続ける組織でありたいと考えています。失敗を避けるのではなく、挑戦しないことを避ける。個人としても組織としても成長し続けることが、結果としてより良いサービスにつながります。
同時に、人として当たり前のことを大切にできる人であってほしいとも思っています。明るい挨拶、素直な感謝、そして謝罪。シンプルですが、信頼関係の土台になるものです。在宅では人と人との距離が近いからこそ、この基本が何より重要になります。
また、「生活を支える覚悟」も必要です。在宅は医療や介護を提供する場であると同時に、日々の暮らしを支える場です。何気ない会話や時間が、その人の人生の質を大きく左右します。効率だけでは測れない価値に向き合い、その人の一日を豊かにすることに意味を感じられる人と一緒に働きたいと考えています。
そして最後に、「人の最期に向き合うことを恐れない人」。私たちは人生の最終段階に関わる仕事をしています。その時間は決して軽いものではありませんが、同時に「生きていてよかった」と感じてもらえる大切な時間でもあります。その瞬間に関われることに誇りを持てる人を求めています。
私たちは、完璧な人材を求めているわけではありません。むしろ、悩みながらも成長し続けたいと思える人と一緒に歩みたいと考えています。一人ひとりの人生に深く関わるこの仕事は、簡単ではありません。しかしその分、大きなやりがいがあります。
「家にいたい」という想いを叶えるために。そして関わるすべての人に「出会えてよかった」と思ってもらえる存在であるために。そんな未来を一緒につくっていける方と出会えることを、心から楽しみにしています。